菊池武時の墓は菊池神社 | 武将の墓所巡り(福岡市城南区)

菊池武時(きくちたけとき)
1292年〜1333年
菊池氏 第12代当主
今の熊本あたりをおさめていた豪族です。

菊池武時は鎌倉幕府末期に
活躍した武将です。

 

鎌倉時代末期は、
幕府(北条氏)の支配が強化されていて、
全国的に不満が溜まっていた時代です。

 

倒幕に失敗し流罪になっていた
後醍醐天皇の密命を受けて、
武時は倒幕に立ち上がります。

 

狙うは博多近辺にあったとされる
幕府の出先機関である鎮西探題

 

しかし、同じ九州の有力豪族である
福岡の少弐氏や大分の大友氏
これに加わることがなかったため、
菊池武時は合戦に負け討ち死にします。

 

やはり幕府の権威はゆるがないかと
思われたこの2ヶ月後・・・
鎌倉幕府が滅亡することに。

 

九州では、菊池武時の蜂起の際には
沈黙していた少弐氏や大友氏が倒幕に動き出し、
鎮西探題を滅ぼすことになりました。

 

帝の第一の忠臣との評価

結果的には菊池武時の蜂起が
九州における倒幕運動の先駆けとなり、
後に楠木正成に
「菊池武時は帝(後醍醐天皇)に一命を賭した忠臣第一の人」
と評され、菊池氏は肥後一国を与えられました。

 

明治天皇より贈従一位に叙される

菊池武時の死から約570年後の1902年に
明治天皇から贈従一位に叙されました。

 

500年後に働きを感謝され、
官位をもらうというのはすごいですね。
日露戦争に向けて、天皇への国民の忠誠を高める
みたいな狙いがあったのでしょうか。

 

なお、同時に息子たちの
菊池武重と菊池武光も贈従三位に叙されています。

 

菊池神社

住所:〒814-0133 福岡県福岡市城南区七隈7丁目10-1

 

画像出典:冒頭の画像はwikipediaより転載しています。

 

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